設備屋のブログ

建築設備屋の日常の疑問点や、資格の勉強等のメモ書きです。建築設備士合格目指してます。

建築設備士二次試験 優先順位および段取り

建築設備士二次試験 優先順位および段取り

1、記述優先
→忘れるから
仮に忘れても、思い出せるバッファの時間を設けることが出来るため。

2、選択問題
→計算問題の記入

3、系統図
採点の大半を占めるであろう1、2、3、を早めに片付ける
ただしポンチ絵は記述の記載前に書いておく
例えば全体の繋がりと、バルブ類やヘッダー回りなど
二方弁取り付け位置など緊張から抜け落ちる可能性がある

4、平面図(空調換気、衛生、電気)
→電気の計算だけ先にやっておき
あとは適当にいい感じに空調衛生をやっつける。

条件
※平面図(機械室配置)は今年から無いため検討から除外
※各平面図記載の難易度は昨年度と同様とされているが
受けてみないとわからない

結局今年から傾向が変わるため
講習会を受けるまでよくわからないというのが実情ではあるが
とりあえず現段階では上記が最適と思われる。

空調の歴史

 

空調の歴史は極めて浅く、特に冷房は凡そ100年前

井戸水を利用した空調が最初とされています。

 

現在多くの建物に利用されている冷凍機による1921年以降とされています。

 

ここ100年しか歴史がないにもかかわらず、技術資料や、関連資料が体系的に学ぶことができるのは先人方の実績ですね。

 

ありがたく勉強させて頂きます。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高効率機種の選定

 

今回は省エネに関した内容のうち高効率機種の選定に絞って書いていきます。

 色々書く前に、まず高効率とはなにか記載します。 

基礎的ではありますが・・・

 

高効率とは入力エネルギーに対し、どれだけ出力できるかと認識しています。

それらを表す単語として”COP”、”IPLV”などがあります。

 

COPが定格の状況を表したものに対して、IPLVは期間中の負荷の異なる状況における効率を表す指標となります。

多様な機種高効率の機種も増えてきました。

しかし当然ながら、いくら高効率機種を採用したところで、意匠、構造、設備のシステム(空・衛・電)が、負荷を適切に処理できる状態になってなくていけないのは自明のことです。

 

効率を追い求める前に、基礎が重要になってくるのは何においても同じですね。

以上です。

 

 

 

外気冷房の採用

 

 

省エネの手法で外気冷房の採用が挙げられますが、

当然ながら採用に当たってメリット・デメリットがあります。

それらを紹介していきます。

 

そもそも外気冷房とはなにか

→冷房目的で外気を取り入れ、本来エネルギーを用いて冷房していたところを

外気導入するための動力のみで冷房を行うことを言います。

冷却コイルがないため、導入にあたって乾球温度および、比エンタルピーにおいて上限・下限が存在します。

 

外気冷房の説明の前に、通常時外気を導入すると、室内環境がどのように変化するかを記載します。

通常の夏季の外気条件であれば、乾球温度36℃相対湿度60%程度となります。

つまり、室内空気(26℃50%)に対し負荷(=昇温)に当たりますので、

通常であれば最低の外気量とし、なるべく導入しない制御とするのが王道にあたります。

例)室内CO2量制御など

 

今回取り上げる外気冷房は、換気負荷にならない範囲で外気を取り入れて

熱源機および空調機の冷却コイル負荷や、搬送動力の削減を行うものになります。

空気線図では下図のように表されます。

赤線の範囲内が凡そ外気冷房有効範囲となります。

 f:id:HVAC0112:20181118160549j:plain

この図から読み取れるように、夏季のピークなどは到底導入不可能で、

中間期のみ採用が可能となっています。

現状の日本国内では年間40%の期間に相当する時間外気冷房が有効=熱源起動時間削減可能となっています。

結論としましては、安易な外気導入は負荷の増大に繋がりますが、

有効な制御を行い、導入することで環境負荷低減を行うことが可能になります。

 

以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

省エネについて

 

昨今、省エネルギについて考える機会が多くなっています。

おそらく環境負荷低減のために政府が定めた目標によるのでしょうけど。

 

「2020年までに新築公共建築物等で、2030年までに新築建築物の平均でZEBを実現すること」

こういうやつですね。

ZEB=(省エネによる)消費電力/創造する電力=0 

つまり消費電力を減らすことが目標であり、課題なのです。

 

その上で設備としてなにができるかを書きます。

まずは羅列して、これから色々勉強して他の記事にて深堀りしたいと思っています。

そのため今回は表題のみの記載となっています。

 

取り急ぎ、設備に関する内容です。

  1. 外気冷房の採用 - 設備屋のブログ
  2. 大温度差設定による搬送動力低減
  3. 高効率機種の選定 - 設備屋のブログ
  4. 電力デマンド最適化
  5. タスクアンビエント照明、空調
  6. 再生水利用

などなど色々あり、キリがないのが実情ですね。

 

逆に建築としてできることです。

  1. 日射負荷低減
  2. 高気密高断熱
  3. 室内設定人員の最適化
  4. 再生水利用

建築については正直勉強が足りないため、この有り様です。

もっと勉強します。

 

最後に建築・設備でできることです。

  1. 井水利用
  2. ダブルスキン・エアフローウインドウの採用
  3. 太陽光、熱利用

最近の空衛工学会などで取り沙汰される、いわば流行りの内容ですね。

まずは項目を羅列しましたが、これからはそれぞれ深堀りしてみたいと思っています。

 

以上です。